TOB Official Blog

東大唯一のオリジナル曲制作・演奏サークル、TOB(東大オリジナルバンド研究会)のブログです。

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【曲紹介Party2015】コタツから眺める世界地図/エリオをかまってちゃん

by 大村

こんばんわ
副代表の大村です。

曲紹介ということで
私が紹介するのは
エリオをかまってちゃんの
コタツから眺める世界地図
という曲です



かまってちゃんは
色物の印象が強いですけど、
こんなに可愛い曲もある!って
ことを伝えたいのです。

音楽的な話では
聞けばわかると思いますけど、
コードは基本4つだけです。

それでこれだけメリハリのある曲調を作り出せるというところが
やはりすごいなって感じますね。

うるさいギターに
綺麗なピアノの旋律というのは
私が一番好きなジャンルです。

ピアノがより美しく目立つ(´;ω;`)
最高ですね!!
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【曲紹介Party2015】Death get you!/電気式華憐音楽集団

by Thanatos

管理人のThanatosです。この企画では二回目の登場ですね。

今回紹介する曲は、電気式華憐音楽集団の「Death get you!」です。



バンド名と曲名からすると、かなりロックな曲に思えるでしょう?
これ、なんと 電 波 ソ ン グ です。

…しかし、単なる電波ソングではありません。聴いてみればわかると思いますが、かなり本格的なメタルアレンジがなされています。それもそのはず、電気式華憐音楽集団、略してデンカレはメタルを標榜するバンドなのです。

デンカレはもともと美少女ゲームに楽曲を提供する音楽ユニットでしたが、ある時期からメタル路線に入っていき、ボーカル華憐のいわゆるアニメ声と重厚なメタルサウンドの融合、「萌えメタル」と称されるようなジャンルのパイオニア的な存在となりました。

Death get you!は、デンカレがそんな路線に入る前の曲、「まじげっちゅ」をベストアルバム『re:charge』にてメタルアレンジしたものです。ちなみに原曲はまごうことなき電波曲。



この曲があんなアレンジになるなんて…という感じです。ツービートを基調にしたドコドコリズムのドラム、高速で弾かれるギターとベース。華憐の担当していたコーラスはなんとも漢らしいものに変わり、まるでライブのコールのよう。テンポも速くなり、ヘドバンしてるととても気持ちいいです。デンカレファンであってメタルファンではないので、メタルサウンドの詳しい解説はできないのですがね。

しかしながら華憐の声はますます甘くロリ声を意識しており、歌詞の意味不明なかわいさとあわせて、曲のアンバランスな魅力を引き出していると言えます。特に「げっちゅーげっちゅーまじげっちゅ!」の所とか、最後の「いっけぇーー!」とか、わざとらしいくらいに媚び媚びで可愛い。崇めたい。

ちなみに、この曲はデンカレのFirst&Last(?) Live、「Gig grimoire」のライブCDにも収録されているのですが、その曲前の煽りがどう聴いてもどこかの帝國の終身独裁k……いやなんでもないです。

それでは曲紹介はこの辺にします。そろそろ東大では諸手続、その後のテント列ではTOBもビラを配布いたします。また4/2,3のサークルオリエンテーションでも駒場キャンパス521教室で参加します。東大生に限らず、作曲をしたい、バンドをしたいと思っている新入生のみなさん、TOBに興味があるのなら一度でも訪れてみてください!
詳しい新歓日程はこちらへ!

【曲紹介Party2015】涙ッチ/モーニング娘。

by 松迫

こんにちは。レコーディング長の松迫です。


TOBはバンドサークルですが、今回僕が紹介するのは、あえてモーニング娘。の「涙ッチ」です。

世間からは消えたと思われていた時代の曲ですね。



ピアノソロで始まる静かなイントロとAメロ。
途中でバスドラやベースが入ってきます。
Bメロで少し雰囲気が変わり、そのまま落ち着いたサビに入るかと思いきや、突然ドラム、ベースが暴れてギターまで入ってきて明るくアップテンポな曲調になります。

これには初め度肝を抜かれました。


ユニゾンはどうしてもアイドルらしい感じになってしまうので、こういう歌声が苦手なバンドマンもいらっしゃるかと思いますが、僕が今回アプローチしたいのは歌詞です。


涙ッチというタイトルが示すのは「泣きたいときは泣けばいい。」そんな意味です。
「優しくなって 許しあって 終わったこと引きずらないで」とストレートな励ましを投げつつも「だけど反省は大切さ 失敗生かし 次は成功するのさ」と明るい未来への期待を思わせます。


ありがちなメッセージですが、そのストレートさや奇抜な曲構成とあいまってとても明るい気持ちになります。
2番のあとのラップとセリフもまた一興ですね。


「ガキの頃みたく まっすぐに
泣いて 笑って たくさん食べて
人間らしく 誇り高く
あしたをこっちの
ペースに 巻き込むのさ」


社会のストレスやルールに押し潰され、大人になりつつある僕たちが思い出すべき、なにかを考えさせられます。

TOB新歓日程について

by Thanatos

こんにちは、管理人です。遅くなって大変申し訳ありません、ようやくTOBの新歓日程が固まりました。順を追って説明していきます。

4/2,3 サークルオリエンテーション
 @521教室(五号館二階),駒場

サークルについての説明などをサークルメンバーからさせてもらいます。午前は東大の学部ガイダンスがあるため、午後から行います。どんなサークルなのか知りたい、作曲に興味あるけどできるか不安、バンドサーの一つだから見てみるか、という方々、おいでなすって下さい。

4/10,14,17,24 18:00〜 部会
  @キャンパスプラザA棟ロビー,駒場

部会は基本、火曜金曜を隔週でという感じです。新歓期は少々多めにやります。適当に喋っているだけですが、たまにバンド組とかしたりもします。新歓期は新歓モードなので、サークルオリに来れなかったけどサークルの説明を受けたいという人は部会に来るといいでしょう。五限の時間と被ってますが、別に抜け出してこいとかいうことではないです。というか上級生も五限入ってると最初からは来れないので、ゆっくり来て下さい。なんでも授業時間の変更を忘れていたとか

4/18 新歓ライブ
  @743教室(七号館三階),駒場

ライブやります。TOBの精鋭バンド(なのか?)が集うライブとなるでしょう。詳細はまた後日のせます。ライブ後はコンパも行います。

4/25 バンド組・セッション会
25,26日にバンド組を行います。ここで多くのバンドが結成されるので、TOBに入る方は是非来て下さい(これ以降結成のチャンスがない訳ではない)。また25日はセッション会を行います。セッションが初めてという人でも何とかなるような、ならないような。まあ上手くできなくても、人と音を合わせるのは楽しいものです。セッションから曲を作る、なんてこともあるので来てみてはどうでしょうか。

4/26 バンド組・コンパ
26日もバンド組を行います。また、この日でTOBの新歓を終了します。バンド組後にはコンパもあります。

以上です。不明な点などあればコメントでもTwitterのDMでもgmailでも質問受け付けています。またTwitterなどでも随時情報を更新しますので、チェック願います。

【曲紹介Party2015】A última hora (土壇場)

by 工藤

2回目の登場となります工藤です。今回は最近のマイブーム、「ベネズエラ音楽」を紹介させていただきたいと思います。
私は東大の「ラテンアメリカ音楽演奏入門」というゼミでベネズエラ音楽と出会いました。超マイナー音楽ですが、もしかしたら「コーヒー・ルンバ」という曲に聞き覚えがある方がいるかもしれません。あれです!(笑)
ベネズエラ音楽も一曲に絞りがたい豊かさを持ったジャンルなのですが、今回は国民音楽「ホローポ」のリズムに則った曲の中で、私が今一番かっこいいと思う曲をお届けします。

A última hora (土壇場)


リード楽器がマンドリンのものとフルートのもののリンクを貼りました。「ホローポ」とは2拍子と3拍子が同時に進行するリズムで、ベネズエラ音楽は基本ダンス音楽ということもあってか他にも決まった「ノリ」があります。自分の曲にも採り入れていきたいですね。
皆様、TOBはもちろんですが、あわせてラテンアメリカ音楽演奏入門ゼミもよろしくお願いいたします!

【曲紹介Party2015】やさしさとは/乃木坂46

by リンダ

こんにちは!TOB二期の林田です!!!

僕はアイドルが好きで、そのことについて書けといわれているような気がしたので(笑)、アイドルの曲を紹介しますねー。

ここでいうのもなんですが、やはり「アイドルの曲を音楽サークルにおいて打ち出していくのは恥ずかしい」という思いは少なからずあります。アイドルの曲は歌謡曲であり、通俗的でありふれた、バンドをしている人間からすると「音楽」の定義とはずれていると思われていそうだからです。それは僕も非常に思っているところではありますが、それでも一曲だけ、聴いてほしいものがあります。それは乃木坂46の「やさしさとは」という曲です。



乃木坂46は2011年に旗揚げをしたアイドルグループです。「やさしさとは」は、7枚目のシングル「バレッタ」通常版に収録されている楽曲で、センターは橋本奈々未さんです。初めて聴いたときは、感動するよりも先に考え込んでしまいました。やさしさとはなにか?主人公は客観的な目線から、そう問いかけます。君に駆け寄る早さなのか、落ちた涙を一緒に拾うことか…それらの「やさしさ」は、相手の立場に立ってみると逆の効果を持つことすらあります。では今何を信じればよいのか?…などと考えてリピートしていくうちに、曲がすーっと染みこんでくるんですね。結局正しい答えは見つからなくて、というか見つける必要がないのだと感じてきます。心が解けるような、座っていると椅子にべっとりと張り付いてしまうような感覚に陥ります。これ以外のアイドル曲で、このような感覚に浸ったことは無いくらいの衝撃は受けました。

…などと書いてはみましたが、あんまり伝わりませんよねwまあ、聴いていただけると嬉しいです!!

次の方の紹介も、是非お楽しみに。

【曲紹介Party2015】月蝕グランギニョル/ALI PROJECT

by Thanatos

こんにちは、このブログの管理人をやってますThanatosといいます。曲紹介Partyとかいうふざけた名称を考えたのはわたしです。言えない…企画考えてるときにBGMにしてた某アニラジが名前の元ネタなんて言えない…

さて、企画に移りましょう。わたしの紹介する曲はALI PROJECTの「月蝕グランギニョル」です。



ALI PROJECT(以下アリプロ)はわたしの音楽の原点と言えるユニットなのですが、聴くきっかけになったのはこの曲です。重厚でダークな歌詞、超スピード・高難易度の旋律、プログレとロマン派を融合したような音楽…アリプロのファンの間では「黒アリ」と呼ばれるジャンル、それを確立した(と個人的には思っている)曲です。当時ちょっと斜に構えた中学生だったわたしは、その辺のポップスやギターロックでは出会えない複雑な音楽と、インパクトのある歌詞に魅せられました。

この曲自体の解説に移ります。月蝕グランギニョルは、アニメ『AVENGER』のオープニングデーマ…といってもアニメを相当見る人でないと知らないようなマイナーアニメです。実はわたしも見たことがないですが、真下監督作品ということでダークな戦いの話であるということは聞いています。

月蝕グランギニョル以降、アリプロは毎年のようにアニメへのタイアップ曲を書いています。ローゼンメイデンの「聖少女領域」やコードギアスの「わが臈たし悪の華」は有名だと思います。そして、タイアップ先のアニメは基本的に、AVENGERと同じように「戦い」の要素を含んでいます。この「戦い」要素は主題歌にも影響を与え、アリプロは徐々にさまざまな「戦い」をテーマにした曲を書いています。個人的に好きなのはこの辺です。



アルバム『Psychedelic Insanity』収録、「青嵐血風録」です。歌詞を見るとかなり血みどろで、音楽もプログレ成分が強く、恐ろしい感じの出来になっています。

しかし、戦いといってもアリプロの場合、物理的な「戦争」ではなく、「精神的な戦い」に焦点を当てています。生きていく限り、人は誰しもが誰の手も借りず、孤独な戦いを続けている。それは決して外には出さず、光の仮面をつけて演じ合っているけれども。こういった内面の葛藤をゆだねる場として、アニメ、そしてアニソンはとても優れていると思います。精神性のものはある種現実から離れた、幻想的なものであることが多く、アニメやアニソンではそういった現実からの乖離に比較的寛容ですから。

話をもとに戻すと、月蝕グランギニョルはこの精神的な戦いを体現したような歌詞になっています。「誰もが群れの中 孤独に耽り いけない夢を見る」「錆び付く短剣を 拾い上げこの胸に 向けて翳すたび 赤き血が 生きる痛みに滾る」「人々は叫ばん 神の言葉を 世界に光 あれと」など。そこに「グロテスクな街に 眠れる君は王女 穢れる事なかれ 清らなる微笑よ」など、アニメを意識している(と思われる)部分も重ね、非常に重厚な歌詞になっています。正直、全てを理解しているわけではないのですが、「99%完璧」とボーカルの宝野アリカ様が言われるだけあり、詞全体として言葉選び、形式的な面、音としての耳への心地よさ、全てが素晴らしい歌詞となっています。

音楽のことも書いておきます。まずイントロの短さとまとまりが印象的です。アニソンは映像と合わせる場合、基本的に曲を90秒程度にカットします(逆算して、1コーラスを90秒で作ることが多い)。その時、イントロは短くなることが多いのですが、月蝕グランギニョルの場合フルサイズのイントロになっています(大体5秒くらい)。メジャーな音楽はイントロが短い場合が多く、それは多くの人にとって聞きやすいという理由によりますが、しかし短いだけではインパクトに欠ける。この曲は、三連符を用いた一つのメロディを四回、変拍子的(4→3→3→2)にリズムを変えながら、音程をずらしながら(4度下、5度下とずらしていく)、繰り返しています。まとまりの良さと、印象的なメロディの両方が入り、しかも短い。完璧だと思います。曲の最後にサビを二回繰り返すところがあるのですが、その一回目と二回目のサビの間にイントロのフレーズが挿入され、前後の歌詞の素晴らしさと合わせて鳥肌が立ちます。

また歌のメロディも特徴的です。例えばサビの一小節目、最初の音はEですが、二小節目の最後の音は11度下のHです。ポップスなどではありえないような飛び方で、どちらかというと器楽曲のようなメロディです。作曲者の片倉さんも、「声は歌ではなく、オケ全体の一つの楽器として作っている」と言っていました。これはわたしの作る曲とも通じます。わたしは主に歌ものとクラリネットバンドのための曲を作っていますが、クラリネットだと余裕なメロディが歌だと難しいぞ?ということはよくあります。アリカ様はこんなメロディでも軽ーく歌ってしまっているのですが、バンドで曲を実際に演奏してみると、同じスタンスではどうなのか?とも思います。ボーカルにはいつも多大な負担をかけています。

最後に、この曲のアレンジバージョンにも触れます。アリプロはストリングスアルバムといって、既存曲や新曲を歌とストリングスのみでやる、というシリーズがあります。月蝕グランギニョルはその一つ、アルバム『Grand Finale』でアレンジされました。



ストリングスアルバム、と言いましたが、このアルバムだけは何故かフルオーケストラアレンジされています。この後たびたびアリプロのアレンジを担当することになる平野さんの編曲です。正直平野さんはこの時点ではアリプロの編曲に慣れておらず、オケの作り方や間奏の作りがあまり良くなうため、歌があまり引き立たない感じになっています。ただ、もとがクラシック的な雰囲気を持った曲なので、全体としてはオーケストラのサウンドとマッチしています。西洋風のお城がある風景を思い起こさせます。

さて、これで曲紹介を終わりにします。やけに長くなりましたが、月蝕グランギニョルとアリプロの魅力、十分に伝えることができたでしょうか。次の紹介もお楽しみにお待ち下さい。それでは。

【曲紹介Party2015】冷たい花/the brilliant green

by くろちゃん

こんにちは。2期で細々とドラムをやっているくろちゃんと申します。
作曲の視点から自分の好きな曲を紹介するという企画ですが、不真面目な作曲者ゆえ普段あまり作曲を意識して曲を聴かないんですよね…
どうしたものかと考えあぐね、とりあえず、好きな曲はと訊かれて最初に思いつくものについて、自分がどこに惹かれているのか、無い知識を振り絞って頑張って分析してみました。

この曲です。
冷たい花 / the brilliant green


ポップスの王道、Aメロ、Bメロ、サビからなる構成ですね。各パート最初のコードを見ると、AメロはG#m、BメロはE、サビはB。
この曲のキーはロ長調(B major)なので、主音から数えるとそれぞれ、6度のマイナー(平行調の主和音)、4度(下属音の主和音、サブドミナント)、1度(主和音、トニック)です。6度のマイナーと1度は落ち着く和音、4度はちょっと不安定な音なので、ちょうど
Aメロ=「起」、Bメロ=「転」、サビ=「結」(承がないけどまあいいや)みたいなイメージができてます。無難なコードで始まって、Bメロでちょっと転がって、サビで一番落ち着くところに戻って来る、というか。
歌のメロディーも、A→B→サビと進むにつれて、音の動きが狭く細かいものから広く大きいものに移っていきます。しかも、メロディーがすごく覚えやすい。
多分このあたりの要素が、「わかりやすいポップス」らしさを出しているんだと思います。
わかりやすいポップス、大好きです。この曲に限らず。

もうちょっと、この曲に限定された話をしていきます。
わたしコード進行とかよくわからないので(目下勉強中です)、曲はだいたいメロディーと調性で聴いてます。だからそのあたりの話がメインになります。主観だらけなので話半分にお読みください。

まず、サビのメロディーについて。
一番の山場となるのは、”I’m feeling my self again, I’m feeling better now…”
の後半のfeeling betterのところです。ここで切ない気持ちが込み上げるのは、ボーカル・Tommyの歌い方のためでもありますし、単に音が高いからというのもありますが、音も大きな要因になっているはずです。この部分の音は
fee(A#) -ling(B) bet(A#) -ter(C#)
となっていますが、このA#の音がいい味を出してます。
A#の音は主音のBからみて7度、ハ長調でいうところのシの音です。メジャーセブンスの音です。
この音、スケールに含まれる音の中では使用頻度が少なめです。この音がルート音になるコードは基本的に使われないですし。不安定で使いにくい音なので、多くは「ラシド」などというメロディーの中で「ラ」と「ド」のつなぎとして使われてあっという間に耳から流れていってしまう。そんな音がサビの最高音部でしかも結構長い音で目立つように使われると、その不安定さゆえに切なさが生まれるのでしょう。
わたしの作りたい曲の理想像は「修学旅行の帰りのバスの窓際で聴きたくなる曲」なのですが、この7度はそんな切なさを演出するのにぴったりだと思います。「冷たい花」自体は、後でも触れるように歌詞がちょっと暗すぎるので修学旅行には向かなさそうですが…。

サビの高音部で7度が効果的に使われている曲をもう一曲紹介します。

キセキ / Bahashishi (2008)


サビのメロディーが耳に馴染まない方もいらっしゃるのではないでしょうか。おそらく違和感の大きな原因は「そしてあなたに会えた」の部分で低い音から7度の音(「た」の部分)に上がったものの8度(主音)につながらないまま降りてきていることで、続く「一番のキセキこそが」の部分(「キセキこそが」、が7,8,7,7,8,8度ですね)は比較的すんなりと受け入れられると思います。
このサビのメロディー、わたしも最初に聴いたときは違和感しかなかったのですが、慣れたら耳から離れなくなりました。7度のインパクトの強さは侮れません。

余談ですがわたしはこのBahashishiというアーティスト、あまりよく知らないのですが、オアシスという曲の方が好きですね。



さて、次に調性の話をします。これまで以上に主観だらけなので話3割ぐらいでお読みください。
この曲全体に流れる気だるい雰囲気には、Tommyの歌い方もさることながらロ長調(B major)という調性も大きく寄与していると思います。ロ長調って、調号の#が5つもついた、ピアノでいうと黒鍵だらけの調なのですが、調号の多い調にはなんだか、落ち着いたあたたかみがある気がします(たとえ短調であっても)。
「冷たい花」という曲に、わたしは薄暗い部屋にカーテン越しにじんわりと伝わって来る春の陽気を感じるのですが、試しに半音上げてハ長調(C major) で口ずさんでみてください。手元にギターやキーボードがあったらサビのコードをC F G E7 Am D7 G E7 にして弾いてみてください。
明るすぎませんか?さわやかすぎませんか?春の日差しが青い空から直に突き刺してきてそよ風まで吹いて来やしませんか?ハ長調は調号のひとつもつかない調ですが、シンプルでそのぶん底抜けに明るい感じがします。ひねくれ者ゆえわたしはこの底抜け感が少々苦手です。ハ長調、うまく使えるようになりたいものです。

黒鍵だらけの調のあたたかみが感じられる曲をもうひとつ紹介します。
柊 / Do As Infinity (2003)


この曲は変ホ短調(E♭ minor,♭6つ) あるいは嬰二短調(D# minor, #6つ)です…どっちがメジャーな呼称なんだろう?
これも半音上げてホ短調(E minor,#1つ)にするとなんだか冷たすぎる気がするし、半音下げてニ短調(D minor, ♭1つ)にするとなんだか暗くて寂しいです(わたしはニ短調自体が大好きなのでこれはこれでとても良いと思うのですが)。どちらにせよ調号6つの醸し出す微妙な温度とせつなさはなくなってしまう気がするのです。

最後に、曲調と歌詞のバランスについて。
「冷たい花」、歌詞だけ読んでみるとけっこう暗いです。逆に曲だけで聴くと意外と明るい。
両者のバランスの上に、この曲の絶妙なけだるさ加減は成り立っているのだと思います。

より極端な例を紹介します。
I just can’t breathe… / the brilliant green (2010)

ブリグリが「冷たい花」から10年以上経って出した曲ですが、そっくりですね。
Aメロのコードは特徴的ですが、サビで用いられるコードは「冷たい花」同様にシンプルなものが多いですし、7度の高音部がキモになるサビのメロディーも…やっぱりそっくりです。実は今の今までそっくりだと意識して聴いたことはなかったのですが。
こちらはテンポも速くリズムも多少軽快で、Aメロのコードの暗さを除けば全体的に「冷たい花」より軽やかな曲調といえるでしょう。
ところでもう一度、歌詞に注目して聴いてみてください。
サビの歌詞だけ、以下に引用します。

運命は時に残酷に背を向ける
淡い期待を裏切ってしまう
冷たく 嘲笑うように
凍りつく涙が 心を霞めて
もう進めない
たとえ 霧が晴れても

(作詞:川瀬智子)

あたたかくてちょっと弾んだ曲に乗せて実はこんなこと歌っちゃってるんですよ。どこにも救いのない暗さですよね。ただ、逆にこの歌詞を歌詞相応の暗い曲に乗せて歌われたら聴けたもんじゃないと思うんです。テンポとリズムの軽快さ、そしてロ長調のあたたかさがこの歌詞をうまく中和して適度な切なさにしてくれている。
この切なさを、曲だけあるいは歌詞だけで表現するのは難しいので、切ない曲が作りたければ歌詞と曲を両極端に寄せてしまうのが手っ取り早い、とも言えるかもしれません。
ファッションの世界でも甘辛MIXなるものが叫ばれていますね。似たものを感じます。

さて、長くなりましたが以上で曲紹介を終えたいと思います。
突っ込みどころ満載と思いますし、読んでくださった方はぜひぜひご意見お聞かせ下さいな…!
最後に。今回紹介させていただいた曲を聴いて少しでも「趣味が合うかも!」と思われた方、仲良くして下さると嬉しいです!

【曲紹介Party2015】Man in the mirror/Michael Jackson

by 工藤

こんにちは。kamoバンド・エストレンジャーのボーカルとポスター製作をしている工藤です。
私が影響を受けた曲は数え切れないため、複数回にわたって紹介させていただく予定となっております。今回は私の原点であるMichael Jackson の曲を取り上げます。
ちょうど5年前の今頃、MJのライブDVDを見てファンになり、高校で軽音楽部に入ることを決めました。この曲はそのライブのクライマックスで演奏された曲です。

Man in the mirror




1本目はPV(MJはショートフィルムと呼んでいました)です。これだけでも彼の意図は十二分に伝わると思いますが、これを読んでいる方の大半は東大生であることを考え、英詞付きの2本目のリンクも添付しました。
最近私はこのような普遍的なメッセージソングを作ろうとしています。コンピレーションアルバム「飛翔」に収録予定の "sing it out"もこの考えに基づいて作った曲です。作曲者としての観点からコメントするとすれば、どんどん盛り上がっていく構成が素晴らしい、というところでしょうか。この曲ではゴスペル隊を動員していますから、バンドの編成ではここまではできませんけどね。
MJの曲には実に様々な雰囲気のものがあります。私がバンドの方向性を決めずに作曲したがる所以でもあります。ぜひ他の曲も聴いてください!
長くなってきたのでこの辺にします。ありがとうございました。

【曲紹介Party2015】妄想でバンドをやる/the dresscodes

by 長友

どうも~TOB二期の長友で~す。
これから部員がそれぞれ好きな曲を紹介していくってやつをやるらしいんだけど、トップバッターを頼まれてしまいました…まぁ、がんばります。

さて、好きな曲を紹介するって言われても好きな曲たくさんあるから決められないので、いろいろ考えた結果、比較的新しめの曲で自分がハマってる曲を紹介しようと思います。

それはthe dresscodesの妄想でバンドをやる(band in my own head)って曲です。これは去年メンバーが脱退して志磨遼平一人になったドレスコーズが12月に出したアルバム「1」の中に収録されている曲です。もともと志磨遼平を僕は大好きなんでってのもあるんですけど、この曲の好きなところは何と言っても曲からにじみ出る雰囲気ですね。初めて音楽、ロックに出会ったころの気持ちを聴くたびに感じます。あのあやふやだけどキラキラと輝いてる心をこの曲は表してる気がします。なんでかなーとか考えた時に一つ思ったのがもやっとした感じの音楽とギターのフレーズとかがこの雰囲気を作り出しているのかなーとか思いましたけど、実際のところよくわかりません笑
この曲をはじめアルバム「1」はすごくいいアルバムなのでぜひ聴いてみてください。

こんな感じでいいのかな?
まぁ、よくわからないけど、他の部員の曲紹介もお楽しみに~

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Author:TOB
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