TOB Official Blog

東大唯一のオリジナル曲制作・演奏サークル、TOB(東大オリジナルバンド研究会)のブログです。

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五月祭ライブ

by 加藤

こんにちは! 2日後にせまりました五月祭ライブのお知らせです。

今回のライブは、

5月14日(土)
東大本郷キャンパス 赤門エリア
赤門総合研究棟 第4演習室


にて行います。

そして注目のタイムテーブルはこちらです!



午前の部
10:50-10:55 あざみ野バンド
11:05-11:15 Thanatos
11:25-11:40 大村の掌
11:50-12:00 BRAIИSTORMIИG

12:00-14:00 休憩

午後の部
14:00-14:15 Haggy#
14:25-14:30 COCO-TAP
14:40-15:00 ケモノ文明
15:10-15:35 raincoat




新入生バンドと上級生バンドの両方が出演する、
TOBらしい多彩なライブになりそうです!
聴きごたえのあるライブになると思います。ぜひお越しください。
TOB一同、お待ちしております!
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「開化」曲評

by RA


皆様こんにちは、TOB1期のRAです。

諸事情で本名はNGという、最近では逆に珍しいタイプの人間です。ごめんね、ネット拗らせるとどうしてもね。

TOBではもう2年半ほどドラムを叩いておりますが、何せ1期途中加入で大学も東京大学ではないもので、何か役職をこなすでもなくただドラム叩いてるだけの何も偉くない奴です。

実のところライブには出演するけど他人の演奏は見ないっていう、傍から見たらクソofクソ(自覚はあるんだけど……)な態度で普段は参加してるけど、だからこそこの「開化」で初めてちゃんと聴きましたって曲がいくつもあったりして。

サークル内にいながらにして一番TOB外の聴き手の立場から書きやすいかもなと思いつつ、TOBメンバーとして何か残しときたいなという気持ちもありつつ、とりあえず何か長文書きたかったっていうだけだったりもしつつ、今回筆を取ってみた次第。取ったのはスマホだけどね。

なおコードはじめドラム以外の楽器のことについては理解する努力もまともに出来なかったドラマーなので、そういうのを含め専門的な話はしてないです。出来ないです。曲評というより感想だねこれ。

一人の聴き手として(一部を除いて)特に内部情報を得ずに書き連ねたものなので、実は作曲者としてはこういう背景・発想で作ったんですよってのは出来るだけナシで。作曲者が近くにいるとどうしても訊きたくなるけどね。ていうか自分も1曲参加してるし。




001:raincoat「箱庭」

1曲目にしていきなり5拍子が基調の変拍子曲。アルバムの先頭としては度肝を抜く感じ。しかしながら彷徨うようなドラムのリズムとそれに続くギター・ベースの音色が聴き手を箱庭の中へと誘い、そこから逃げ出すことを許さない。

リードギターが奏でるメロディが迷い込んだ感覚を与える序盤から、次第に視界が開けるように盛り上がり、落ちるようなベース。そして激しめのサビ。ボーカルはひたすらにいつかの彼女を想って叫ぶように歌っている。

終盤では春らしく浮き上がるような6拍子への展開も見せるが、それはやっぱり昔の話と言わんばかりに再び5拍子の箱庭が聴き手を閉じ込める。ラストはそのままの雰囲気で6拍子に変えてシメ。箱庭出れない。いやー、変拍子スキーのRAさんにはド直球デッドボールな1曲です。心が痛い。

ドラマー目線で言うと、スネアのゴーストノートの活用のしかたが大変有効。こういうのをゴーストノートって言うのよ皆さん。いやそんな甘いもんでもないとは思うけど、でもアクセントに走り過ぎないとこ素敵。

また、作曲者(だよね?)のベースの動きは特に必聴。詰め込み過ぎず、主張し過ぎず、でも俺は確かにここにいるぞって感じ。センス光り過ぎです。


002:SUIKA BARS「23°C」

昨年(2015年)の夏合宿で出来たバンドだったと思うけど、合ってるよね? バンド名からタイトルから歌詞から、何から何まで夏。夏はいいぞ。

歩くにはちょっと早いけど、走るにはちょっと遅い、そんな感じのテンポで爽やかに吹き抜ける曲。リフもドラムもそんなに複雑なわけじゃないけど、だからこそ聴きやすい。

歌詞に耳を傾けてみれば、夏の休日に目覚ましかけることもなく起きて、料理もめんどい化粧もしない着替えもいいや、でもスイカバー食べよっかな、あーもう今日は何もしないわ寝よう寝よう、冷房は23℃にしとこ、そんな月曜……っていうプチサボり系女子大生ソング。自主休講は大学生の特権だよね。モラトリアム万歳!

何もない平和な一時だけど、そういう時間は結局永遠どころか明日には終わってしまう現実。それに対する反発みたいな想いも込められてるように感じる。

透明感のある歌声と、けだるげなギターソロが心地良い。そういえばオケがFFか何かのゲームのBGMっぽいね。自分がFFって言うとたいていⅩを思い浮かべてるんだけど、アレまさにスタートが南国だし、それでかも。

ちなみにこの曲、SUIKA BARSの女子大生ソング3部作の最初だったか最後だったかと思うんだけど、2曲目がメタリックで実はRAお気に入り。アレも機会があったらコンピ入れてほしいなぁ、なんて。いやこの曲ももちろん好きですよ。


003:おとめ座「イマジナリーライン」
作曲者が自分で紹介書いてるからこの曲については今更いろいろ言うだけ野暮かもしれないけど、これは受け手としての曲評だからあくまで彼のとは別モノということで。

全体的にはおふざけ調の曲で結構単純な構成なんだけど、この曲の最大の特徴は、何度も何度も繰り返される「来ないで超えないで」という歌詞。ノリノリのテンポとリズムにこの歌詞乗っけるだけでもう十分名曲。ブルーハーツの「リンダ リンダ」と同じ手法。結局、覚えやすくて繰り返される歌詞は必然キャッチーになるって訳よ。

イマジナリーラインが一体何なのかとかはググってくれればいいし、歌詞の意味は本人が書き殴るような乱文(良い味出てるよねホント)をオーストラリアから投稿してくれてるからそっちを読もう。

とにかくこのノリと勢いだけで作りましたと言わんばかりの、全楽器半分くらいはミスなんじゃないかこれといった感じの、詰め込みたいもの詰め込めるだけ詰め込んだけどまだ詰め込み足りないぜ的なこの1曲、恐らくTOB史上最高の名曲。個人的感想よ、あくまで。


004:Winter Sprinter「呼吸」

ここに来てようやく″普通″にロックな曲が聴ける。こういうのが本来1曲目向きじゃないんかい? いやそういう既存概念に囚われないあたりがTOBっぽくていいんだけどね!

この曲も執拗に繰り返されるフレーズ「息を止めて」が印象に残る。ドラムのバックビートも一瞬息を止めるかのようにズラされる。タイトルが「呼吸」なのにのっけから息吸わせてくれない。

速めのテンポに乗せられてそのままどこかに連れてかれてしまうんじゃないかといった感じのリフ。次第に感情を露わにしていくボーカル。エモだよエモ。随所で使用されるリードギターのエフェクト(これ何て言うんだっけ? フランジャー?)がやっぱり息吸わせてくれない。「暗闇の海」なんて歌詞もあるけど、水中に沈められてるような感覚。水属性だなこの曲。ハーフテンポになる箇所では一層浮遊感が増し(この場合は浮力かな)、そろそろ息吸わせてくれそう。

多分付き合ってる2人が別れる話なんだろうけど、最初は「2人の世界で」とか言ってるし、途中では「君は笑って僕を殺してる」し、結構病み病みなのかも。共依存でどっちも抜け出せなくて、でも明らかにすれ違ってはいて、もうどうしようもない! 2人が別れた時に「忘れてしまった呼吸の仕方」は思い出せるのかな……? そんなことを想像してみたり。違うかもしれないけど、最初にも書いた通り一聴衆の勝手な想像だからね。


005:fox eatin grass「或る日のスタジオ ver.20」

ちょっとお休み曲その2。タイトルがそのまんま過ぎるけど、それが良い。単純に技量が足りないというのが本当だと思うんだけど、このおぼつかないテンポ感がまさに「或る日のスタジオ」っぽさを醸し出してる。「下らないことをしようよ」と、スタジオに籠る自らを半ば揶揄するかのような歌詞がまたオツ。

そんなにガチでやるつもりはないんだけど、でもちょっとダルがりながらもしょうもないこと(ここではバンド?)をテキトーにやってんのが一番QOL高いんじゃねぇのって、そんな雰囲気。おっさんかよと突っ込みたくなる渋みがある。渋い。それだ。

「大人になるにはまだ早い」なんて文言は、まだまだ大人になりたくないおっさんのものとも取れるし、もしくは若気を至らせ過ぎてちょっと人生に疲れちゃった青年のものかもしれない。こっちだったらいいなぁ……一応大学生だしさ。どちらにせよ、アツいのはもういいからちょっと休憩したいなーって人。

そういやバンド名の「草食ってる狐」って何なんだろうなぁ。狩りをするのはめんどくせぇけど、生きてはいたいからとりあえず草食っとくわ、的な。でも本心では肉くれ肉!って思ってるのかもしれない。やっぱおっさんじゃねぇか! え、違う??


006:romantic rock′n′rollers「blue and white」

率直に言って、露骨な若者感。若いっていいよね! 勿体ぶったカウントから始まり、何とも3ピースらしい薄めのオケに乗っけた若さ全開の歌詞とともに、日常の何やかんやを吹っ切りながら疾走する。老害には刺激が強いことだなぁ……。

「何か起こる気がする」から「目的無しにどっか行くぜ」なんてノリで動けちゃうのも若者の特権。普段は毎日何かしらやることに追われてるわけで、いつしか自分のやりたいことも分からなくなってたけど、でも今日はワンチャンあるぜ! ウェイ! と歌詞の随所に不愉快なほどポジティブな学生が見え隠れしてる。

白く輝く太陽と青く染まった空もド定番一直線といったところ。いやぁ、青春だなぁ。英語部分のコーラスも爽やかさをプラスしてる印象。3ピースだからこそあっさりとシンプルにまとまってるんじゃないかな。

……まあ、でも、これは褒め言葉としてだけど、いや3分の1くらいは貶してる意味もあるけど、ぶっちゃけこの曲の印象はたった一言にまとまる。

ダセェ!!!


007:クララの叛逆「夜は短し歩けよ少年」

クララ……もといクラリネットが叛逆しております。これはいわゆるバンドではないです、はい。クラリネットとピアノだけというバンドサークルとしては異色過ぎる恐ろしい構成。当然インスト。しかも恐ろしく完成度が高い。こんなのが許されるのはTOBだけだよ!!! タブンね!!!

5分ちょっとの中に提示部・展開部・再現部(合ってんのこれ?)がしっかり組まれてる、いわゆるソナタ形式とかいうやつ。今ググっただけだから違ったらごめんなさい。とにかくピアノ練習曲とかにありがちな流れ。原題はクラリネットとピアノのための協奏曲第n番だったりして。しないか。

序盤と終盤の明るいテンポの部分は昼間の陽気な感じっぽいけど、タイトルからしてむしろここが夜なのかもしれない。少年にとっては夜が昼みたいなもので、人気のない夜こそ少年にとっては陽気に歩ける時間なのだ、とか。逆に中盤は、日が昇ってしまって歩けなくなったからちょっと一眠りしよう、っていう少年の気持ちが表れてる部分だったりして。書きながら自分でハァ?って言ってるけど。

TOB内部限定の話になるけど、歌詞つけてカバーしても面白そうよねこの曲。


008:Thanatos「Sodomian Palace」

ついにバンド名がバンド名ですらなくなったわ。これ完全に個人名だよ!

ちなみにタイトルのsodomianとは主に男性の同性愛者を指すらしいが、Thanatosのことだから女性の同性愛者、要するに百合の方の意味で使ってるんだろう。歌詞にも百合とかあるし。本当はlesbianらしいけどね。

曲に関しては、いわゆる何故誰も止めなかったのかってやつである。恐らくボイスチェンジャーでも使ったのであろうこのキモい声は紛れもなく男声だ。しかもこいつ、この曲をライブではボイチェン無しでやったんだから恐ろしい。オケもシンセがひょんひょん鳴りまくりでなかなか気持ち悪い。気持ち悪いのは音楽としては悪いことではないけどね。

まあ耳触りが良いかというと多分大多数の人間がNOと答えざるを得ないだろうというのは容易に想像がつくのだが、耳触りが良い=良い曲では決してないので、そこだけはどなた様も勘違いなさらないでいただきたい。

……まあCD音源にするんだからせめてボーカルの音程は合わせてほしかったかな。うん。


009:おとめ座「ドモホルンリンクルの歌」

ネタ曲。これ真面目に評価した方がいい? するよ? しちゃうからね?

ドモホルンリンクルとは完全に何の関係もない美輪さん(誰も金髪のあの人だとは言ってない)の名前を出すだけ出していい感じに歌い上げただけの1曲。無駄にオケが綺麗、無駄にサンプリングの真似事みたいな部分がある、無駄にパーカッションが入るなど、総じて無駄に完成度が高い。でも世の中無駄なことも必要だからね。それって無駄じゃないんじゃないかとかいう自己矛盾はさておき。

中盤のサンプリングっぽい部分は、「ドモホルンリンクル」でググって上から5番目くらいに出てくる口コミを(恐らくは)読み上げたもの。よく思いつくなぁそんな発想。こういうところはある種才能なのかもしれない。才能の使い方間違えてるよ。

ちなみに、最近のドモホルンリンクルのCMに出てる女優さんの名前は未和子(みわこ)なんだとか。明日使えない無駄知識。


010:たっちゃんズ「drawkward」

ギター2本によるインストという、これまた斬新な曲。多分何かのアーティストの真似なんだろうけど、ちょっと心当たりがない。タイトルはツインギターのシンメトリー感を想起させる回文だが、「Dr.Awkward(下手クソドクター)」とか取れば良い感じになるのかな。まあそんな深く考えてないかもしれないし、もしかしたら別の意味かもしれない。ちなみに同名のソロミュージシャンがいるらしい。今知った。

最初のリフをもとにその変形がひたすらに続き、2本のギターがメロディとリフを交代交代掻き鳴らす。その重厚さ、まさしくメタル。3連符で1拍ずつ交互にメロディを奏でる箇所など、連携プレーもお手の物。これライブで出来たら凄いなぁ。俺が観てないだけかもしれないけど。

左右それぞれに1本ずつパンが振ってあるので、イヤホンで聴くと気持ち良さが倍増する。右から攻められ左から揺さぶられ……快感! これは是非とも体験してほしい。欲を言えばもう少し音圧が欲しかった。


011:町内会「グラスコード」
筆者RAの参加曲。作曲にはほとんどドラム部分しか関わってないので、参加してるくせに曲のコンセプトは半分くらい知らなかったりする。一応正統派エモ(エモに正統派とかあるのかという話はさておき)を目指して作ってた、はず。

少し凝ったリフと鳴り響くピアノ、次第に激しさを増すドラムとボーカル。曲調こそ爽やか駆け抜け系エモーショナルロックだが、歌詞は何となく後ろ向き。ラストのピアノソロは哀愁すら漂わせる。聴き手として感じることよあくまで!

歌詞についてはこれまた前記事で作詞者が自ら触れてるが、ゆずの夏色のアンサーソング的な側面があるなんて自分は初めて聞いたぞおい。「この長い長い下り坂を」「ゆっくり下って」「いつかのあの場所に行」くのが夏色なのだが、グラスコードでは「帰り道君が振り向いた」「この坂は僕に登りきれな」かった模様。

夜の海で線香花火して、帰ってきて坂を上ってる時にふと、実はこの子と遊べるのはこれが最後なんだなんて思い出したりして。そう考えれば、夏色で「君」が「さえない顔してる」のはそのせいだったという感じで、なるほど確かにアンサーソングっぽいかもね。ぽーい。


012:大村そうた「トルコ」

本アルバム最終曲にして、またしてもソロ曲。最後には一応ふさわしいシメっぽい曲(ダブルミーニング)といったところ。本人曰く、留学にあたっての決意表明曲だとか。なお彼の留学先はオーストラリアである。ちなみに彼が留学前最後のライブでこの曲を披露した際のTシャツにはCaliforniaと書かれていた。3拍子のワルツ調で奏でられるピアノに乗せた大村ワールド全開の旋律と歌詞は、何となく悲しげなもの。この歌詞の向こうにはどうも誰か特定の人物がいる気がするし、本人もそのように言ってるから多分そうなんだろう。その誰かに向けられた寂しげな唄はどこか涙を誘う。自分は泣かないけどね。

とにかく、本人にとってもこのアルバムにとってもこの曲はラストであり、そしてTOBの「開化」は続くのです。終。またな大村!




以上12曲。

東大唯一のオリジナル曲専門サークルということで、メンバーそれぞれの色が他のどこよりも(いろんな意味で)濃く出てる逸品に仕上がってるんじゃないかなと、総評としてはそんな感じ。

そもそも何かを創り出すってのはとても労力のいることで、それをわざわざ専門にして活動するなんて結構ハードル高いことなのね。昔ある人をTOBに誘った時に、「オリジナルだけってのは私にはちょっと難しい」みたいなことを言われて断られたこともある。普通は多分そう。作るより聴く方が楽。

そういう意味では、TOBに入るような人達って総じて「普通ではない人」なわけで、中には性格捻れてたり、対人コミュニケーションちょっと怪しかったり、ツイッターでぶっ飛んだ発言連発してたりなんて奴がいっぱいいる。

そんな奴らがそれでも……いやだからこそ、外に向けて発信したいと思ったことを音に乗せて、こうやって曲を作ってCDにまとめて。この間ツイッターで誰かのツイートが回ってきてまさにその通りだと思ったんだけど、音楽って基本不器用な人間がやるものなんだと。不器用だけど音に乗せれば何か伝えられるぜって人達が、音楽を作るようになるんじゃないかなぁ。たまーごにー、ささーげよう、ってね。元ネタ知らない人は知りたかったら訊いて。

RAは本当に不器用な人間だからドラムしか出来なかったし多分これからもドラムしか出来ないんだけど、上手く言葉に出来ない気持ちを音に変換出来るTOBの面々ってやっぱ凄いと思うし、その凄さはそれこそ上手く言葉に出来ない。語彙力不足なだけかもしれないけどね!

そんな彼らの凄さが音になって詰まってるのが「開化」なので。まだ聴いてない人は是非聴こう。

「開化」曲紹介

by 大村そうた


Imaginary line
一年生のときに加入していた映画サークルで、私は、ほんとにつまんねえサークルだな何が映画だよとか思いながら、斜に構えて同期とか先輩に接していたら、なんか普通にパージされてしまって、もともと興味ねえなぁって思ってたこともあってちゃっかりフェードアウトしてしまったんだけど、最近そこで知り合った友達が皆普通にテレビとか映画のインターンみたいのやってたりすんの見て、やっぱり馬鹿にしちゃいけないよねーとか何とか思っていたところだった。もちろん同期のやつらとは仲良くて今でもたまにご飯行くんだけど、興味のベクトルが違うのであんまし盛り上がらない、色恋沙汰と人間模様だけをおかずにしてくだらない人生相談みたいのしか私はできなくて、あの一年マジいらなかったわ、クソ、女が次々年嵩の男に食われては消えてみたいなの観測するに始終して、何がアートだ芸術がとか、毒づいていた時代もあったけど、それはそれとして、今は良い思い出だなって消化できていて。そういう下らなさがいろんな自分の書く詞とか旋律に影響するとしたら面白いなと思って、そういうテーマで書いてみたのがこの曲だった。

元はといえば犬猿の仲だった長友ユウタロウ(冗談だから)に対するメッセージソングとして、爆笑、書いた、といえばまぁうそになるのかな??イマジナリーラインっつーのは映画の業界用語で、演者が会話してるシーンで二人の間に引いた線をカメラが越えて視点移動してしまうとカットが不自然になる、っていうタブーなのね。要するに超えてはならない一線というわけで、初めて言った新歓製作会でそれだけがものすごい心に残っていて、薄ら寒い映画論とか下らないコメディ映画見たいの何時間も延々と上映してる時間、私はほぼそのラインについての思索にふけっていて、なんやかやその勢いで旋律を書き下ろしてしまい、要するに製作時期はあまいとかオナイロマンシーとかと被っていて。当時組んでたバンドにこんなアップテンポをやれる実力がなかったし、歯抜けみたいにメンバーバンバンやめてくしで、忘れてしまっていたんだけど、いざ田中と長友と3人でやろうってなったときに、だったらこれだなってすぐ思った。私はTOBという団体に対してすごく強い思い入れがあって、自分が作ったものを、手放しでほめてくれる先輩や同期を心底愛していて、反面そういう態度を取れない自分に対していつもいやだなぁと思っていたから、もちろん長友は一年のころはイマと比べ物になんないくらいうざくて、松迫と二人でいつも説教みたいな歌とMCを延々とやってたもんだけど、よくこんなことが許されるなこの空間はと思うくらい皆優しくて、長友という人間は、いろいろあるけどやっぱり根底は山口さんに似ていて、人をほめることが出来るという、すごく大切な力を持っていて。それは田中とかエナさんとか、黒瀬とか、ちょんよんとか、TOBを支えてきたいろんな人が持っていた特殊能力だったと思っている。私はそういうものに甘えていて、たぶんいろんな人によくない思いをさせていたんじゃないかなって、20歳になってようやっとわかってきて、そんな感じの自分を曲にしたら、きっと浄化作用で気持ちよくなれるなと。

「君と僕との間には、見えない線が横たわるんだ」っていうのは、だからいいわけみたいなものだということです。ありがとうございますといった感じです。「来ないで超えないで」っていうのは、照れ隠しみたいなものです。強ち、間違ってもなかったのかなって今は思います。音楽的なものに関しては、、、メロとコードは、いつもどおりおーむらそーたです。基本的にピアノで一発ドリ、後はまかせた!!ってメンバーに押し付けることしか出来ないので私がグルーブとかハーモニーみたいなもの語るのは間違ってるんですけど、この曲は珍しく完成系が見えてました、わりと。使用機材は、アイフォンですね、メモ機能。基本的に電車の中とか自宅とかでメモ機能使って頭の中でコードつけて曲作りますので、ワンパターンと批判されますが、違う感じの曲も書くよ!!たまに!!ドラムはほぼパスピエです。田中ヒロミチがいい仕事をしました。三人でやれて、個人的にはすごいよかったと思います。夜中に田中と二人でノア2に入って、長友呼び付けて、そのまま帰る、みたいな感じでしたけど。手前味噌ではありますけども個人的には名曲だと思っていますので。



トルコ
留学に行くに当たって、その決意表明みたいなのを残しておきたいと思って、でもなんか田中に変なエフェクトかけられてつらいなって思ってます、まぁボーカルがそれなりにひどかったのもありますけど。そうねぇ。東京生まれの東京育ちって日本最弱の人種なんですよね、マジ死んだほうがいい連中しかいなくて、そういう感情を結露させた感じの歌詞になってます。ゆうれいちゃんとかに感覚は似てて、誰かを想定してメッセージみたいな感じにして書くと大体ね、うまくいくんですよね。新入生に歌詞が評価されてると聞いてうれしいです。個人的には、曲をつけるのと詞をつけるのどっちも好きなんですけど、曲だけってのがやったことなくて、機会があればやってみたいっすね。



グラスコード
これは一応旋律も歌詞も自分で書いたので、はい、町内会ってのはほんとに私のオーバーワークで、ひどいバンドでした、そのくせクレジットしてもらえなくて泣きそう、とほほ。ハル君のクソエモコードに対して私は出来る限り誠実なものを作ろうと思って構成などを一切合切無視してこうなってしまった、風景画みたいなものを作ろうと思って、坂と緑みたいな、ゆずの夏色へのアンサーソングみたいな印象ありますね。もうちょっとボーカルうまくやれたらなって思いましたが、まぁそこはね。いい曲ですよね。気に入ってます。Bメロ、田中の家で5秒くらいで作りましたけどあそこが一番好きです。



ドモホルンリンクルのうた
作詞しましたけど、そもそもこの歌詞は実は小学生のとき書いたんですよね。オーラの泉がやってるころ。美輪さんが好きで。曲自体はとてもきれいでまとまっていて良いと思います。ドモホルンリンクルの宣伝には、美輪さんは一切かかわっていませんけどね。

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Author:TOB
東大唯一のオリジナル曲制作・演奏サークル、TOB(東大オリジナルバンド研究会)のブログです。連絡先は
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